彼に競馬という言葉は似合わない。
肝心なレースがあるときに限って、外出するハメになる。トウカイテイオーのダービーやJCの時も録画でその興奮を味わった。
昨日も父の同窓会が上野で行なわれるというので、yamagiwaへ両親をつれて家具を観に行った。
外出した時点でディープインパクトの3冠達成を生で観る事を諦めた。その分、久しぶりの秋葉原を楽しもうと思ったのだが、どうしようもないくらいの人混みに(よくもまぁあんなに人が集まるものだw)昼食を食べ帰ってきてしまった。
諦めていたので、きちんとVTRに録画をしてあった。だから、焦りはない。しかし、レースにギリギリ間に合うかどうかの時間に帰れそうだった。そして、レース数分前に家についた。
あまりにできの良いスタートに楽勝を予感させる。しかし、その淀の坂を下り一度ゴール板を通過するまでの1分ほどの間、競馬を知る素人、JRA関係者、そして彼に投票した多くのファンが冷や汗をかいたに違いない。
菊花賞という3000mのレースの前半であのような状態~競馬では”かかる”という~で勝つのは不可能に近い。競馬に詳しい人であればあるほどあの状態が通常どんな結末をもたらすかを知っている。
必死になだめる武豊の手綱がいつ、人馬一体となるのか。そればかりを観ていた。その時間は普通なら取り返しのつかない時間であった。
しかし、彼はゴール前を一番で駆け抜けた。私の懸念もせせら笑うかのようにいつものように緑の芝生を跳んできた。粘った2着のアドマイヤジャパンがつけた3着との4馬身の差がその強さを物語る。
そのアドマイヤをあっという間にかわし、2馬身の差をつけたディープの走りでは、これまでのような衝撃を受けなかった人もいるだろう。
レースを観た後、誰の解説も意見も聞かないで書く感想はこうだ。あの内容であの強さは衝撃以外何者でもない。おそらく3冠を達成した今でも満足できるレース内容だったものはない。皐月賞やダービーではスタートで出遅れ、今回は前半かかりにかかってしまった。
とてもレースの内容は褒められるものではない(勿論、彼の賢さは他のサラブレットに比してずば抜けているのという点は忘れてはなるまい。)
それでも3冠を達成してしまうディープインパクトの強さは未だ計り知れない…。つまり、まだまだ強くなる要素~底が見えていない~があるのだ。
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